遺品整理とは、故人が亡くなった後に残されたご使用されていた家具・家財や遺品を整理・処分することです。
基本的には遺品整理は、故人の家族や親族、遺族、もしくは関係者によって行われるのが一般的です。

同居している家族がお亡くなりになった場合は、ご家族が遺品整理を行う事は容易に出ると思います。
しかし、ご遺族が独立して県外にお住いの場合は、何度も行って遺品整理する事は難しくなります。
そのような場合は、専門の遺品整理業者に任せる方が結果的に費用も抑えられそうです。

まず、故人が残した貴重品や家具・家財、遺品を全て確認します。
遺品整理を行う場合、家屋全体を整理する場合や特定の部屋やスペースだけを整理するケースがあります。

特に貴重品（現金や預金、貴金属、有価証券など）の取り扱いには注意してください。
相続人が複数人いらっしゃる場合は、遺産分割協議などで揉めないためにも慎重に取り扱ってください。

遺品整理をする時に、残された遺品を必要なものと不要なものに仕分けて分類します。
残す遺品の代表的な物は、故人様との大切な思い出の品、貴重品、遺品整理後に保管するものなどがあります。
また、ご家族が引き続きご使用になる家具や家電なども残しましょう。

ここで注意したい事は、相続人が複数の場合は、自分一人で必要・不要を判断しない事です。
後々、ご遺族同士でトラブルにならない為にも重要な事です。

ご不要になった遺品は遺族の意向に基づいて処分されます。
寄付する、廃棄する、オークションやメルカリなどに出品する、リサイクルショップに売却する
などが選択肢として考えられます。

こちらも売却などで売れた金額は、遺族間で共有しておきましょう。
遺産相続の時に揉めないためにも大切な事となります。

一部の遺品は特別な処理が必要となる場合があります。
例えば、家具や家電の移動やリサイクル、飼っていたペットの世話などが含まれます。
ご遺族間で話し合って決めなければならない事がほかにもあるかも知れません。

遺品整理が終わった後は、家屋や部屋をきれいに掃除し、整頓します。

これで一連の遺品整理に関する作業は終了となります。

遺品整理はしばしば感情的な作業であり、故人との思い出や感情が深く結びついていることもあります。
遺族間で自分はこれこれをしたのに、だれだれは何もしていない等、揉める事もしばしば見受けられます。

親族間でしこりを残さないために、最近では専門の遺品整理業者を利用することも一般的になりました。
遺品整理業者は、故人の遺志や思い出を尊重しながら、遺品整理作業を行ってくれますので任せるのも一つです。